マイグレーションは主に古いハードウエアを新しいハードウエアにしたり、OSのバージョンアップの際に利用されることが多いサービスです。マイグレーションは移行作業を手伝うだけではなく、新しい環境で利用できるようにカスタマイズする役目もあります。ソフトウエアのマイグレーションでは主に古いOSで稼働していたアプリを新しいOSでも動くようにカスタマイズしますが、その際、ランタイム方式で稼働していた場合にはアプリケーションの書き換えが前提となるケースが増えています。ランタイムで動作するアプリは主にWindows向けのVisualBasic6で問題となるケースが多くなっています。
VisualBasic6はマイクロソフト社の開発環境であり、Windowsxp世代で大変多くのユーザーがいます。そのため、企業向けのソフトであっても利用されているケースが多く、ラインタイムが利用できなくなったWindows10や8などを利用する場合にマイグレーションが必要となるケースが増えています。ラインタイムを利用するアプリの場合はコンバートツールがあります。しかし、独自ライブラリを利用している場合には手作業でのコンバートとなります。
また、ソースコードが残っていない場合はスクラッチで再構成する必要があり、作業量は一気に増えてしまうようです。マイグレーションはさまざまなソフトウエアで行われますが、多言語を利用した場合も多く利用範囲は多岐にわたります