社食サービスの導入は、従業員の健康管理につながるとともに、求職者へのアピール材料にもなります。一方で、社食サービスの導入を成功させるためには、まず従業員のランチ事情を調査しておくことが大切です。例えば、手作りのお弁当を持参している人、外回りの際にランチを済ませている人、テイクアウトをデスクで食べている人、ランチタイムに外食したい人などがどの程度いるのかを把握する必要があります。何故そのランチを選択しているのかもリサーチしておくことが重要です。
お弁当を持参している人の中でも、倹約のために自炊をしているという方の場合は社食を導入しても利用してもらえないかもしれません。一方で、栄養バランスを考慮してお弁当を選択している人の場合は、管理栄養士監修のメニューが提供されているサービスを選べば利用してもらえる可能性は高いでしょう。また、ランチを外食で済ませている人の中でも、リフレッシュ目的の人の場合は利用が見込めませんが、手軽さを求めている人であれば利用してもらえる可能性は十分にあります。このように、従業員のランチ事情やランチに求める要素をリサーチしておけば、どの程度の利用者数が見込めるかが予測しやすくなるとともに、サービス選定時に重視すべきポイントが明確になります。
社食サービスの導入は、従業員同士のコミュニケーションの活発化も期待できるので、導入が失敗に終わらないように事前のリサーチは丁寧に行っておきましょう。