マイグレーションサービスは企業で利用されているアプリケーションにも対応しています。特にVisualBasicで書かれたソフトウエアのマイグレーションについてはさまざまな企業が対応サービスを展開しています。VBマイグレーションサービスは主に2つのことを行っています。1つは最新のVBへの移行、2つ目はVB以外の言語へのコンバートです。

VisualBasicは数年でメジャーアップデートを行っており、現在ではNET環境の一部として好評を得ている開発環境です。しかし、もっともよく利用されているのはVisualBasic6と言われるバージョンであり、WindowsXpの発展と共に利用者が急増したバージョンです。VB6はNET環境が生まれる前の環境であり、ランタイムも互換性がありません。そのため、多くのVB6ユーザーはそのまま利用を続けていました。

しかし、ランタイムのサポートが切れたこと、新OSではVB6のランタイムが稼働しないケースがあることからマイグレーションする企業が増えています。VBの新バージョンへのコンバートはツールで行うのが一般的ですが、特殊なライブラリを利用していたり、市販のライブラリを利用している場合にはコンバートできません。その場合にはライブラリの再購入もしくは新規に構築することになります。マイグレーションには多くが手作業でのコンバート作業が行われるのでコストが増大することが多いので見積もりはしっかり確認すべきです